シチズンマシナリーの特徴・機種についてわかりやすく解説します。
自動旋盤を作っている会社
時計で有名なCITIZENの子会社
2011年に同じく自動旋盤を作っていたミヤノと合併した。
中小物がメインのシチズンマシナリーに、大物が作れるミヤノが吸収された
www.youtube.com
がわかりやすいです。
メイン機種
Cincom
NC制御を導入を早くに導入した旋盤(1970年に製造、ちなみに最初にNCを開発したFANUCは1951年)
Miyano
Cincomは主軸台移動式だったのに対し、Miyanoは主軸台固定式
2方式の長所・短所は後述
MC
自動化システムに特化
推している技術
LFV
低周波でワークを振動させ、切り屑を分断し、排出性を上げる
alkapplysolution(アルカプリソリューション)
付属のアプリケーション
- 生産指示
- 稼働監視・分析
- ネット経由の遠隔操作
- 教育・情報発信
- 段取り支援(対話型・ミス検出)
などの機能がある。
モジューラー設計(標準化)による開発
をしていき、製品設計を複数のモジュールの組み合わせで行う。
刃物台などは様々な仕様があり、それを機種ごとに開発するのは無駄が多いから、どの機種でも共通した刃物台が使えたりするのではないだろうか。
利点
- 部品コストが下がる
- 転用することで開発スピードが上がる
製品解説
Cincom
を見ればどんなことができるのかがなんとなくわかると思う。
動画の最後らへんに書いてあるが、使用しているNC装置は三菱のM700らしい。
背面主軸があるのが面白い。
Tips:クロス穴加工
軸に垂直方向に穴あけすることをクロス穴加工というらしい。
自動旋盤
主軸台移動式と主軸台固定式
主軸が動くか、刃物が動くかの違いです。
旋盤というと主軸台固定式になります。
主軸台移動式は可動部がある分、剛性が下がりますが、ワークの突き出しが小さく済むので小径材料の加工に向いています。
実際、移動式のCincomは小径
固定式のMiyanoは中径と棲み分けされてます。
ガイドブッシュ
Guide Bush=GB
Guide Bush Less = GBL
ATC
くし形・タレット型がある。
Tips: BOM (Bill Of Material)
BOMとは部品表のことである。
まず、開発が製品の設計を行った際に部品表が作られる。
これがE-BOM(エンジニアリングBOM)
製造現場に行って、製造順序に従ってE-BOMを編集したものがM-BOMになる!
BOMを作る自動システムをPLM(Product Lifecycle Management)と呼ばれる。
- NECのObbligato
- Windchill
がある。
PLMの上位システムとしてERP(Enterprise Resource Planning)がある。
代表的なのは世界シェア1位の**SAP**である。
私は使ったことがないが、財務・人事・製造管理など様々な機能があるようだ。
拠点
長野県軽井沢がメイン拠点っぽい。
当然であるが、ここらへんの情報はあまりない
Google map的にはまぁまぁの田舎
車で15分ほどの佐久平駅にイオンやごはん屋がある。
メーカーとしては普通レベルだが、長野の山奥ということで覚悟はいる。
当然だが帰省する際の費用は出してくれない
埼玉・岩手にもある
福利厚生
20代までは家賃補助がある
4ヶ月の新入社員研修は製造・営業すべてを回るらしい
OpenWorkの口コミ
「人材育成に関しては、OJTによる教育」
「部署によって残業は変わるが、少ない部署もある」
「保守的」
「業務が古く、効率的でない」